フレキシブルコンテナの内袋について
フレキシブルコンテナの天敵は太陽(日光)だという話を下の記事で説明させて頂きました。
実は他にも天敵がいるのはご存じでしょうか?
それは湿気です。
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そういえば、、、フレキシブルコンテナに充填して倉庫に置いておいたら、中身が固まってしまったな~!
などお客様の中でも経験したことはありませんか?
ここでもう一度フレキシブルコンテナの製造方法を思い出してみましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
フレキシブルコンテナが出来るまで② 【製造工程 サーキュラー】
この記事の通り、フレキシブルコンテナはヤーン(糸)を編んで製造されてるので、
縦と横のヤーンの間に隙間が出来ます。
この隙間から湿気が入り込み中身が固まってしまいます。
そんな湿気から守る対策と致しましては、内袋をセットする方法があります。
内袋?
いわゆるポリ袋です。
フレコンサイズなのでめちゃくちゃ大きいです!!
内袋には、ポリ(LLDPE)以外にもアルミ蒸着内袋などがあります。
内袋を入れることによって、防湿性能を高める事ができ、
また充填物の粉漏れ防止の効果もあります。
特に、湿気に弱い化学品やにおいの気になる飼料・肥料
固結してしまう塩化物などをフレキシブルコンテナに充填されるお客様の使用が多いです。
また、内袋を入れることで、異物混入の防止にもつながりますので、一石三鳥くらいの効果を期待できます!
まず、各々の特徴をみていきましょう!!
〇LLDPE
一般的な材質となっておりまして、他の材質と比べると安いのが特徴です。
〇アルミ(蒸着)
LLDPEより、防湿性、遮光性が圧倒的に高く、酸素の透過も抑えることが出来ます。
ただ、ちょっとお値段は高いです!!
蒸着と聞かれてもイメージしにくいかと思われますが、コーヒーの袋やポテトチップスの
袋もアルミ蒸着の袋です。
内袋は、3種類の形状がございます。
・平シール
最も一般的です。
内袋の底部部分が熱でシールされています。
ご使用の際は底をズバっと切って排出します。
メリットとしては、底部がシールされておりますので防湿性が高いことが挙げられます。
デメリットとしては、内袋を切らないと中身が排出できず、
切った際に内袋が破れ異物に繋がる場合があります。
・カット
シールと違い上下ともに筒抜けになっております。
排出口を開けたと同時に中身も出てきます。
メリットとしては、排出口を開口すると、充填物をそのま出すこと
ができるため、内袋を切る作業が不要になります。
デメリットとしては、シールタイプとは違い、
完全に密閉されていないので、そこから湿気が入る場合もあります。
・玉シール
玉シールは底部部分がまとめられております。
メリットとしては、普通のシールに比べて、切る場所がまとめられている為、
切り易かったり、ポリの破片が出にくい点が特徴です。
デメリットとしては、平シールよりも製造の手間がかかりますので、
高くなります。
1,000枚以上なら海外でセットすることも可能です。
せ、1,000枚!?そんなに使わないから自分でセットしないといけないのか、、、、。
数量が少ないお客様も問題ございません!
当社は自社工場を保有しておりますので、小ロットでのセットも可能です!
当社既製品に10枚~セット可能ですので、
少量のお客様も自社工場でセットする手間の削減につなげる事が出来ます。
内袋の材質についてもっと詳しく知りたいお客様!少量でも内袋セットしてほしいお客様!
当社へのお問い合わせお待ちしております!!