フレキシブルコンテナの内容物の比重についてpart②
前回はフレキシブルコンテナの内容物の比重について説明しました。
今回は、応用編の記事の「フレキシブルコンテナの内容物の比重についてpart②」です。
前回の記事では、同じ容量でも比重が違うとフレキシブルコンテナに入る重量が違うことを説明しました。
内容を簡単に振り返ってみましょう。
例えば、容量が1000ℓで比重が1の場合、フレキシブルコンテナには1tの内容物が入ります。
計算式:1000ℓ×1=1000kg=1t
しかし、容量が同じ1000ℓで比重が0.8の場合、フレキシブルコンテナには0.8tしか入りません。
計算式:1000ℓ×0.8=800kg=0.8t
比重が違うだけで、フレキシブルコンテナに入る重量がこんなにも違うとわかると思います。
そのため、入れたい重量や内容物の比重によって、
適切な容量のフレキシブルコンテナを選ぶことが重要です。
容量はフレキシブルコンテナに入れたい重量を内容物の比重で割ることで計算できます。
重量が1000kg、内容物の比重が1の場合
計算式:1000kg÷1=1000ℓ
適切なフレキシブルコンテナの容量は1000ℓだと分かります。
違う比重でも計算してみましょう!
比重1よりも小さい、比重0.8(お米)の場合
計算式:1000kg÷0.8=1250ℓ
容量1250ℓ以上のフレキシブルコンテナが適していると分かります。
ちなみに、フレキシブルコンテナの容量は直径と高さで計算できます。
容量計算についてはこちらの記事で紹介しています!
次は重量1000kg、比重2の場合です。
計算式:1000kg÷2=500ℓ
容量500ℓが適していると分かります。
「500ℓだと、汎用的な1000ℓのフレキシブルコンテナよりも容量が小さくなるから損をした気分になるな…。」と
思われるかもしれません。
しかし、500ℓのフレキシブルコンテナを使用することで
➀内容物の過度な充填への対策
②保管時の荷姿の安定
➂保管場所のスペースの有効活用
など、多くのメリットがあります。
※汎用的なフレキシブルコンテナは、1tまでの使用を前提に設計されています。
500ℓで1t入るからと1000ℓに2t入れてしまうと、強度設計の範囲を超える可能性があるため
1tを超える重量での使用を検討される場合はお問い合わせください。
既存品や新しく検討中のフレキシブルコンテナの容量も計算して欲しい!と
お悩みのお客様はぜひお問合せ下さい!