フレキシブルコンテナ基礎知識

生地の素材とデニール(D)とは?

フレキシブルコンテナの図面で

本体 1500D14×14

などの表記を見た事はないでしょうか?

 

今回は数字がいっぱい出てきますのでなんとなーく流してご覧ください。

まずは用語の説明から

 

ヤーン

薄いPPフィルムを細く短冊状にカットした繊維です。

これを縦横に編み込むことで本体などの生地が出来上がります。

サーキュラー

ヤーンを編んで生地を作っているところ

 

ヤーンの製造工程の記事はこちらとなります。

フレキシブルコンテナが出来るまで①【製造工程 フラットヤーン】

 

 

デニール(D)

とても細くて太さが不均等な繊維や糸など、太さを(mm)単位で表現しにくい場合、

9,000m分の繊維の重量(g)で太さを表現する、という変わった単位です。

 

例えば

1500Dとは

9,000mの「ヤーン」の重さが

1,500g相当の太さという事になります。

 

身近なところではストッキングはデニール表記で40D~160D位ですね。

 

 

 

では1500D14×14は?

1インチの四角い範囲に「1500Dのヤーン」が「縦14本×横14本」

打ち込んである(編んである)ことを表します。

インチスケール写真2

例えば、単純な数字の比較だと

<1500D 15×15> は

<1350D 14X14> より

太いヤーンで打込みも多いので

丈夫です、ということになります。

 

 

補足1 デシテックス(dt)

メーカー様によってはdt表記の場合もございます。

dtは、10,000mあたりのヤーンの重さ(g)で太さを表します。

 

dtとDの変換は以下のとおり。

(dt)=1.1×(D)  (D)=0.9×(dt)

例)1500D14×14=1660dt14×14

 

補足2

メーカー様によってはg/sqm表記の場合もございます。

sqm は<square meter>の略。

 

1平方メートルあたりの生地の重さ(g)という事ですが、

意味合いとしてはデニールが太さを表すように、計測しにくい生地の厚みを表しています。

その為、デニールのような縦横の打ち込み本数といった概念はありません。

 

例)1500D14×14 ≒ 184g/sqm

両者はほぼ同スペックと考える事が出来ます。

 

 

あ、はい。えーと・・・

じゃあウチのは??

フレキシブルコンテナは形・縫い方・吊り方・使い方も様々なので、

〇〇デニールだからOK!

というように素材だけを見て判断は出来ません。

 

まずはお気軽にお問合せ下さい!!

 

 

 

 

 

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