フレキシブルコンテナが出来るまで②【製造工程 サーキュラー】
前回はヤーン(糸)が出来るまでを解説致しました。
フレキシブルコンテナが出来るまで①【製造工程 フラットヤーン】
今回はヤーンを編み込んで原反(生地)になっていく工程を解説致します。
工程2:サーキュラー(ヤーンを編み込む工程)
①ヤーンのボビンをセットして、糸を引く。
伝わらないかもしれませんが、圧倒的なスケールです。
②サーキュラーで編み込んで原反(生地)を作ります。
筒状のエンドレス原反 という継目のない生地が出来上がります。
見ての通り、直径の幅はこの時点で決まってしまうんですね。
直径は工場が持っている「型」で決まりますので、「あと10mm直径を小さくして」
というお願いは(できなくもないけど)出来ません。
あと、伝わらないかもしれませんが、何百本ものヤーンが編み込まれていくのは圧巻です。
③筒状の原反をぺしゃんこにして巻き取れば完成!
一気に9,000Mぐらいのロールを作ります。
これを指定の長さに切ればチューブ状のフレキシブルコンテナ本体になる訳でございます。
この工程からも
直径&色&強度の組み合わせで1本の原反が出来上がることが分かります。
直径が大きすぎる仕様とか、変わった色とかは、
「出来ない場合がある」
「出来るけどロットが多くなる」
「サンプルが作れない」
などいくつか乗り越える壁がある事をご承知下さい。
すこしずつ実用的な内容となって参りました。
次はいよいよ切ったり縫ったりする工程を解説致します!
フレキシブルコンテナが出来るまで③【製造工程 ラミネート】